そのほかでは、シェルモールド・ロストワックス(アメリカではこの技法が主流のようです。)、生型、ガス型、Vプロセス、樹脂型等々様々な技法がによって鋳物が製作されています。


美術鋳物とは少々はなれますが・・・
Vプロセス法を簡単に紹介します。

大型平物のアルミ鋳物を大量に作るのに適しています。
例・・・カーテンウォール、フェンス、サイン
型枠内の砂をビニールで覆い、型内の空気を真空ポンプで常に吸いながら、鋳砂を気圧の差で固定して造型されます。空気を吸引しながら注湯し、金属が固まったあと吸引をやめると、固定してあった砂がザーっと崩壊され、簡単に鋳物を取り出すことができます。
ただ、大掛かりな造型設備が必要です。
できた鋳物は設計寸法どおりに切削研磨などして仕上られ、塗装されて完成です。アルミっぽい色合いのものでも、銀色塗装されてます。

新○ビル内外装壁にはVプロセス法で作られたアルミ鋳物が大量に使われています。

例えばこの壁はアルミ鋳物です。
上野にあるとある美術館

意外と街中に鋳物は多いですよ。