美術教材カタログより
各社カタログに掲載されている鋳造教材



『美術工芸センター ザ・教材』2003年度版より


このカタログでは、金属のエリアという項目に3ページにわたり鋳金の教材が掲載されています。メインはマイルドメタルという低融点合金を使った鋳金教材です。1ページはその教材セットの制作方法が詳しく解説されています。

まず、鋳造教材セットでは、

マイルドメタルセット マイルドメタル(または錫)、雄型用油粘土、研磨剤、説明書が付いたセット。鋳型材は付いていない。
マイルドメタル
Aセット
上記セットにさらに溶解皿、研磨綿、紙やすり、棒やすりがセットされている。
マイルドメタル
ロストワックスセット
マイルドメタル、耐火石膏、溶解皿、研磨綿、ロストワックス(原型用蝋)、研磨剤、紙やすり、棒やすり、説明書のセット。

マイルドメタルの制作方法が3つ掲載されています。
その1は、油粘土で原型を作り、それを耐火石膏で型取る方法。
その2は、マイルドクレーという粘土を使った、いわゆる踏み返し法での解説。
その3は、ワックス原型を使った石膏埋没による鋳造法の説明。

いずれも写真や図入りでわかりやすいと思います。

セット売り以外の掲載商品
マイルドメタル 低融点合金、溶解温度320℃。
100gと500gがある。
Sn(錫) 65g
錫溶接棒 20p。半田ごてやバーナーで溶接するときの細い錫地金。これは便利そうだ。
溶解皿 マイルドメタル地金を溶解するときに使う。
ロストワックス 10gが4本。可塑性のあるワックスか?
天然ミツロウ粘土
きなり
200g。ミツロウからできた粘土みたいだ。安全だが高価。
耐火石膏
(マイルドプラスター)
1kg。

ほかには紙やすりやコンパウンドなど。

また、彫金用具のページには各種金工仕上げ道具が掲載してあります。





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