かわなべ森の学校でのワークショップ
(触れるARTS PROJECT 2008 かわなべ森の芸術祭より)
2日目




さて2日目です。
あいにくの小雨です。

バーベキューコンロに炭をおこし鋳型を網の上で焼いて、まずは脱蝋をする。

ある程度鋳型の温度が上がってきたら屋根をしてどんどん温度を上げる。

さらにこの後、蝋がほぼなくなったら鋳型を直接炭の中へ突っ込み、鋳型が真っ赤になるまで焼成する。

鋳型焼成追い込みのころ、七輪に炭を起こしルツボ(一番)と地金500gをセットしてドライヤーで風を送り、がんがん温度を上げる。

地金はブロンズだが、錫多め。金属の凝固点を下げるため。



・・・雨はなんとかやみましたが、一応屋根(ひさし)のあるところでやってます。
いつものことだけど、注湯している写真を撮れない・・・・。

金属が溶けたら、鋳型を砂に埋め、溶湯にわら灰を投入してカスを取り、七輪からルツボを引き抜き、すばやく鋳型に注ぐ。

溶湯地金が少ししかないので冷めるのが早く、手早く鋳込まないと坩堝の中で固まってしまうおそれあり。
流した金属が冷めたら鋳型を壊して鋳物を取り出す。
感動の一瞬。になるかどうかはわからないけど・・・。


粉々に壊した鋳型は、またハジルと練って真土としてこの技法の耐火石膏の外をくるむ土として使えます。
金ブラシで磨いて砂(石膏)を落とし、湯道を切って、ヤスリやサンドペーパーで仕上げる。
時間がないので着色まではできなかった。

それぞれの作品を鑑賞し、ワークショップ終了。

手前の銀色のはピューター製の作品。



着色まで完成した作品


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