鋳型(いがた) |
溶かした金属を注いで鋳物の形を作るための型で、美術鋳物関係には真土型、石膏型、生型、ガス型等がある。 |
真土(まね) |
山砂や川砂と粘土水(埴汁)を混ぜてできた土を真っ赤に焼いた物。これを鋳型土の材料として使う。鋳物砂の一種。 |
紙土(かみつち) |
最もきめ細かい土で鋳肌部分に使う。紙の繊維を混ぜてある。 |
中子砂(なかごずな) |
川砂・浜砂に真土を混ぜ濃い埴汁でパイプで切るように十分練った中子に使う土。 |
埴汁(はじる) |
粘土を水で溶いたもので、鋳型の土を作るときや土と土の接着剤の役目として使う。 |
寄せ(よせ) |
原型を鋳型から取るとき、鋳型から抜けない部分や上に抜くと肌が取れない部分がでる場合がある。その部分に小寄せ(こよせ)、中寄せ(ちゅうよせ)、大寄せ(おおよせ)という分割鋳型を作る。 |
中子(なかご) |
鋳物に中空部分を作るため、外型の中に収める内側の鋳型。中型のこと。 |
笄(こうがい) |
中子を外型の中に浮かせ動かないように保持させるための鉄の棒。 |
型持ち(かたもち) |
中子と外型の隙間を維持させるためのもの。土製、金属製等がある。 |
巾置(はばき) |
上型、下型や中子と外型のそれぞれ接合する部分。 |
見切り(みきり) |
鋳型の分割部分。 |
合い印(あいじるし) |
鋳型を合わせるときに上下それぞれの型をぴったり合わせるためにつける印の線。 |
湯口(ゆぐち) |
鋳型に溶けた金属を流す入口。 |
湯道(ゆみち) |
湯口から堰までに溶けた金属が通る道。 |
堰(せき) |
湯道から製品になる型の隙間につながる枝分かれした湯道部分。 |
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