THE・みそ焼き
(浜田民生氏の作品で解説)


   米ぬかと硫黄の顆粒を用意。

   硫黄の量と粒の大きさで荒れ具合の度合いを調整できる(らしい)。

         隠し味に塩を少々・・・。

まぜまぜ こねこね

水を加え粘りがでるまでこねます。



この作品をみそ焼きします。
ペーパー#600までかけました。



     ひとまず底面から
     ペタペタと均等な厚みで
     すっぽり被います。

漬けたぬかを乾燥させます。


と、藁を用意。

 そして耐火レンガで作品を囲みます。

作品の周りに細く割った薪をつめこんで準備完了。

着火!
薪に火が回ったら藁で蓋をします。
このとき硫黄のガスが・・・。。
体に毒です。吸わないように。


壷型の場合、作品の口の部分から中をのぞいて、色でどのくらいの温度か見ます。
・・・真っ赤です。
慎重に周りのレンガをどけます。
作品がまだ高温の時にレンガが倒れてぶつかると作品が割れる可能性あり。


 
焼ガラを落として藁タワシで水洗い

みそ焼き完了です。



緑青編↓

・・・では、この作品に緑青をふかします。

     ペーパー#1500まで磨きます。

     胆礬酢に浸けます。


       
     秘伝の緑青液と水と火で何回も何回も作品を刷きます。
     
(秘伝の緑青液とは水と塩化アンモニウムとZボルドーとその昔に作ったオリジナル醋酸銅液を混ぜたものです。)
     
作品を温めて、緑青液をハケで塗って、温めて、水で拭いて、温めて緑青液を塗って・・・と繰り返します。
すると、緑青が湧いてきます。
火加減と水拭きが肝です。

できました。



緑青は他にもアンモニアガス法とか直射日光法とかあります。それぞれで緑青の色が違います。また、薬品の種類や成分濃度などでも違ってきます。
真っ青・萌黄色・暗緑・空色・深緑・明緑・・・。

銅鋳物の緑青は銅板金の緑青よりもバリエーションが多く、この色が鋳物の魅力のひとつでもあります。







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