西都原考古博物館体験講座
「銅鏡を作ろう」資料
(その2)


1日目(11月25日)鋳型作り

1〜鋳型材の準備 鋳型土と粘土水

1-1 粘土、川砂を混ぜる。これに水をほんの少し加えて練る。
肌面用 粘土100g、川砂70g
外側用 粘土200g、川砂430g   ・・・・鋳型1個の分量

1-2 粘土を水でドロドロになるまで溶かしたものを作る。


2〜鋳型制作
2-1

手回しロクロの真ん中に外側用の鋳型土を直径10p・厚み1pほどに広げる。


2-2

粘土水を表面に塗る。
2-3

肌面用鋳型土を薄く円く延ばし外側用の土の上に置く。

2-4

13ミリ厚の板を置いて棒で延ばし厚みを整える。
2-5

手回しロクロを回転させながらヘラを当て同心円を描く。(最外円周は直径7pほど)

2-6

ヘラやスタンプで模様を刻む。
2-7

鏡の厚みになる部分の土付けをする。土をつける高さは3〜5oほど。
※2-6、2-7の順番はどちらが先でもよい。

2-8

湯口となる部分に土をつけヘラで上面のふちを削って全体の厚みを均一に整える。
2-9

反対側(鏡面)の鋳型は2-1〜2-4までの作り方と同じ。棒で延ばす時の板の厚みは15o。
2-10

同じく湯口部分にも土をつける。日陰に干して乾燥させる。

1日目はここまでです。

2-11

鋳型に湯口と上がり(ガス抜け穴)を掘る。肌面側を摩りだして平面にする。
(11月27日)
2-12

鋳型のふちに粘土水をつけて裏面・表面の型を張り合わせる。境目を土で目止めする。鋳型の完成。(11月29日)
この作業は当館でやっておきます。

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